イラストアートとは、多面的もので、芸術的な才能と同時に多くの修練を必要とします。素晴らしいイラストレーターは様々なスタイルを持ち、数多くの作品を創作します。
作家マイク・クプカもその一人です。彼はオジーオズボーンのような有名なロックスターから、フランケンシュタイン、ドラキュラといった古典ホラーキャラクター、そしてディズニーの悪役達まで幅広い作品を生み出しています。彼のスタイルは一言で言えば、悪役達へのこだわりといえるでしょう。
他のアーティスト達と同様、初期のマイクはサンディ・コミックスのビートル・バレイの模写に明け暮れました。ニュージャージーのドゥクレ芸術学校で学び始め、作家ピーター・カラスに師事しました。それ以来ずっと描き続けています。
マイクの作品は、独特な古びた感じをモダンに表現し、実際のキャラクター以上のものを描き出しています。彼は目の表現にとてもこだわりを持っています。フック船長の人を凍りつかせるような鋭い眼光、クルエラ・デビルが悪事に思いを馳せる様を見事にそのソフトなタッチで表現しています。
彼は、影、雰囲気、構成、色を駆使して、悪役達をより悪役らしく表現しています。
なぜ悪役を描くか?それは彼らの内面に色々なものが潜んでいるからです。フック船長たちも自分たちをこんなに分かってくれるマイクにさぞ満足していることでしょう。
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