アリソン・レフコート
ディック・ダースティン
フランチェス・マテウ
ハリソン・エレンショウ
ジェームズ・コールマン
ジム・サルヴァーティ
ジム・ウォレン
ジョン・アーヴィン
ジョン・ヘンチ
マニュエル・エルナンデス
マイク・クプカ
ピーター・エレンショウ
ティム・ロジャーソン
トビー・ブルース
トレバー・カールトン
トリシア・B・ベンソン
 
 
 
ジム・ウォレン
1945-
  子供の頃から、<ディズニー>は僕にとって憧れの存在だったんだ。
人としても、アーティストとしても・・・
信じれば何だってかなう、ディズニーの世界はそう僕らに教えてくれるのさー

Salvador DaliとNorman Rockwellの絵が同じキャンバスに描かれていると想像してください。
簡単に言うと、ジム・ウォーレンの作品はそんな感じです(笑)。
そう聞くと、とてつもなく無理があるように思うでしょうが・・・
どうです? 
ウォーレンほどの才能を持ったアーティストなら、このように2つのまったく異なる要素を見事に融合することが可能というわけです。
それによってお互いの持つ個性は最大限に引き出され、私たちをいつの間にか想像を逸する新世界へと誘(いざな)います。

彼は、自身のアートをこう言い表します。
【現実に非現実をひとつまみ加えて、見る人を非現実的な気分にさせるアート】
全く違うタッチの絵なのに、キルティングのような違和感はちっとも存在しません。一体ウォーレンは、どんなトリックを使っているのでしょう!
『人間の頭ってのはうまくできているのさ』、そう彼は笑ってみせます。

1980年にBob Segerのアルバム、”Against The Wind”のジャケットを手がけるやいなや、ウォーレンはたちまち人気イラストレーターに成り上がります。本やレコードのカバーイラストをはじめ、仕事のオファーは現在も後を絶ちません。
『Mother Natureは最高のアートディレクターだけど、僕の作品はあくまで自分が好きで、そして自由に描いたものだよ』
そんな彼が以外な人物の影響を受けているというから面白いものです。
『ビーチボーイズのBrian Wilson― 彼は実のところ、僕が一番最初に影響を受けた人物だよ。彼の音楽は軽快でシンプル、そして僕らみんなが共感できる、ありふれた日常を歌っているんだ。』
Wilson同様、ウォーレンは今やアートの世界にユニークな新領域を切り開いたといっていいでしょう。

お気付きかもしれませんが、ウォーレンの作品にはしばしば子供たちが登場します。
2児の父親でもある彼が、先ごろ新たに取り掛かったコレクションー 
それがこの<ディズニー>限定版ジークレーです。
『僕は元気いっぱいのキャラクターを描くのが好きなんだ。
それは今回のコレクションでも変わらないよ。』
なるほどピーターパン、ティンカーベル、白雪姫と7人の小人たち・・・
みんなディズニーの中でも、とりわけ陽気なキャラクターたちですものね。
『子供たちの絵は確かに多いね、でもロマンティックな絵だって好きだよ。』
そう彼が言う通り、“Snow White`s Romance”は
うっとりするほど素敵な作品に仕上がっています。
『Walt Disneyは、理屈を物ともしない自分の世界を見事に創り上げた。
子供のころディズニーランドへよく遊びに行ったけど、そこでは空を飛ぶこともできるし、幽霊だって見える。
僕らはただただ“WOW!”って驚かされるばかりだったよ。
そういう感動や驚きみたいなものを、僕は自分の作品で表現できたらって思ってるんだ。』